残業が続くと、「早く帰りたい!」「あいつは早く帰っているのに、何で自分は帰れないの?!」などと不満に思う人はたくさんいるでしょう。誰だって、残業などせず早く家に帰りたいはずです。
しかし、残業でイライラしてしまう気持ちも分かりますが、その状態で仕事を続けてもあまり良いことはありません。
そのイライラの根本的な原因は何なのでしょうか?
ここでは、残業でイライラする原因は何かを考え、そのイライラを解消する方法を探してみたいと思います。場合によっては、転職した方が良いケースもあります。
日ごろから残業でイライラが続く方は、これを読めばイライラの解消法が見つかるかもしれません。
誰だって無意味な残業はしたくない
無意味な残業ほどやりたくないことは無いですよね。会社に残って無意味な仕事をするくらいなら、家に買って家族と夕飯を食べたり、友人と飲みに出かけたりしたいに決まっています。
しかし、残業をすれば、プライベートの時間が大幅に削られてしまいます。
残業をせずに会社を出た人たちは、今頃友人と食事をしたり自分の趣味に没頭したりと楽しい時間を過ごしていると思うと、イライラするのは当然のことです。
もし、残業で片付けなければならない仕事が、納期に間に合わせるために必要なことだったり、大きな商談をまとめるための大事な仕事だったりすれば、頑張ろうという気にもなるかもしれません。
しかし、別に今日残業してまで片付ける必要がない仕事や、そこまで重要ではない書類を作るなどの無意味な残業だった場合、やる気が起きないのも無理はないでしょう。
無意味な残業は他にもあります。例えば、チームの中で協力し合えば終わる仕事なのに個人任せになっているため残業するしかない、いつまでも紙ベースの書類が必要な場面が多く無駄な仕事が多いなどです。
このように、残業をなくすことも可能なのにそれができずに無駄な残業をするのは、嫌なものです。
残業のイライラを解消する方法
では、残業をしている時のイライラを解消するためには、どうすれば良いのでしょうか?すぐに試せる、残業のイライラを解消する方法をご紹介します。
コーヒーを飲んだり軽い食事を摂ったりする
残業をしていてイライラする原因の一つに、空腹があります。定時を過ぎて仕事を続けているとお腹が空いてきて、イライラがますますつのります。
そんな時は、コーヒーを飲んだり軽い食事を摂ったりして、お腹を満たしましょう。そうすることでイライラが少し解消され、元気が出てきます。
この時、お腹いっぱい食べてしまうと眠くなることもありますから、軽い食事にとどめるように注意してください。
自分へのご褒美だと思って、お気に入りのコーヒーショップのちょっとお高めのコーヒーを買って来たり、これを食べれば元気が出るという大好きなお菓子を選んだりすると、ちょっとやる気が出てきます。
そして、そのやる気が継続している間にパパっと残業を済ませてしまえば、あまりイライラせずに帰ることができるでしょう。
軽く散歩する
デスクワークの場合、常に同じ部屋の同じデスクで仕事をしていますから、なかなかリフレッシュができません。
そんな時は、ちょっとコンビニに行って買い物をしたりカフェスペースに行ってコーヒーを飲んだりして、軽く散歩するのもおすすめです。
その時に、肩や首をぐるぐると回したり伸びをしたりして体のコリをほぐしましょう。そうすることで、意外と体が凝り固まっていることに気づくと思います。
少し体を動かすだけで意外とリフレッシュできますから、是非やってみてください。
今日の仕事完了の目標を決める
仕事をしていてつらいのが、仕事の終わりが見えない時です。どこまでやれば終わるのかわからない状態の中で残業をしていれば、誰だってイライラしてしまうはずです。
ですから、残業をする際に、今日の残業はどこまで片付ければ終わりなのかという目標を決めましょう。
そうすることで、ここまで終われば帰れるというゴールが明確になり、そのゴールに向かって頑張ろうという気持ちがわいてきます。
ただダラダラと仕事をするだけではなく、このメールに返信したら終わり、この資料を作り終わったら帰ろうなどと、仕事終わりの区切りを決めましょう。
残業後のご褒美を考える
残業しながら、「帰ったら洗濯もしなきゃ」「風呂に入ってから寝るのも面倒だな」などとマイナス方向に考えてしまうと、どうしてもイライラしてしまいます。
そうではなく、「残業が終わったら何を食べようかな」「どんなご褒美を自分にあげようか」などと考えながら仕事をするのも良いでしょう。
「洗濯なんかしなくてもいいや。帰ったら思う存分ダラダラしてご褒美に取っておいたお酒を飲もう」「休日になったら好きな映画を観まくろう」など、楽しいことを考えながら仕事をしてください。
そうすれば、それを楽しみに残業を乗り切ることができるでしょう。
なぜ残業でイライラするのかを考えよう
残業をするとイライラするのはよくあることですが、あまりにもイライラが強い時には残業が多い以外にも何か問題があるのかもしれません。
時間的余裕がない、給料が上がらない、今の仕事がそもそも好きではないなど、他に問題はないか一度考えてみましょう。
休日にリフレッシュできていない
残業続きで毎日が家と職場の往復ばかりで家には寝に帰っているだけという場合、休日にしっかりとリフレッシュできていない可能性があります。
平日の疲れが溜まっていて休日も丸一日寝てばかりでは、体は休めたかもしれませんが心のリフレッシュができません。
家族や友人、恋人などと楽しく過ごす時間が取れない、趣味を楽しむ時間がない、などという毎日で残業ばかりでは、何のために仕事をしているのかわかりませんよね。
そんな生活を続けていると、気づかぬうちにストレスが溜まってしまうでしょう。もしかしたら、残業時のイライラは、普段からリフレッシュできていないことが原因かもしれません。
辛い残業をするだけの見返りがない
残業が辛くてもそれに見合う収入があれば、まだ頑張れるかもしれません。
しかし、残業代が少ししかつかない、ひどい時にはサービス残業の場合、イライラしてしまうのも無理はないでしょう。
また、他の人は残業をしていないのに自分だけが残業をしていて、それが当たり前のような風潮になっているなどという、努力が報われない場合もあります。
自分一人で残業をして会社のことを支えているのに、それが評価されないのは辛いものです。それがイライラにつながっているという可能性もあるでしょう。
会社が残業をなくすための業務効率化を全く考えていない
対策を講じれば残業などなくすことも可能なのに、業務の効率化を全くしない会社で無駄な残業をし続けているという場合もあります。
例えば、メールやチャットなどのコミュニケーションツールを使えば済む話のために何時間も会議で拘束されて、自分の仕事は残業でこなすしかないなどのケースがあります。
他にも誰も必要としていない無駄な書類の作成や、直属の上司、その上の課長、部長と順番にハンコと承認をもらわないと進められない無駄な手続きなどもあるかもしれません。
このような効率化できる業務はいくらでもあるのに全く改善されない中、残業ばかりではイライラしてしまうのも当然です。
そんな会社で神経をすり減らすよりは、働きやすい環境に転職する方が良いかもしれません。
仕事がつまらない
そもそも今の仕事にやりがいを感じられず、仕事がつまらない場合は残業をしていても辛いだけのはずです。仕事が楽しいなら、多少の残業なら辛いと思わないものです。
その場合は、もっと自分に合った仕事に変える必要があるでしょう。
仕事にイライラするなら転職も考えてみよう
残業中だけでなく定時時間内にもイライラしてしまうなら、その仕事が自分に合っていないのかもしれません。
仕事をしていて達成感を感じることがあるでしょうか?楽しいと感じることはありますか?
もし、達成感や楽しさを全く感じたことがない、むしろ苦痛でしかないというのであれば、その仕事が自分に合っていない可能性が高いです。
その場合は、転職活動をして他の企業の求人を探すことで、自分を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
誰でも残業などせず、定時で職場を出たいと考えています。残業をしなければ、趣味に没頭したり家族や友人、恋人と楽しい時間を過ごしたりして、リフレッシュすることができます。そして、また仕事を頑張ろうという気にもなるでしょう。
それでも残業をしなければならない場合は、軽く食事を摂る、散歩をするなどして気分を変えたり、その日の残業のゴールを決める、残業後の自分へのご褒美を考えるなどの工夫をしたりして、イライラせずに残業を乗り切るようにしましょう。
もし、あまりに残業中にイライラするのであれば、残業が多すぎてリフレッシュできていない、残業代が出ず見返りがないなど、何か他に問題があるのかもしれません。
もしかしたら、その仕事があなたに合っていない可能性もあります。その場合は、転職も視野に入れて、より良い仕事環境を探す必要があるでしょう。
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