「これだからゆとりは」と言われた時の対処法!無能な上司に従うな

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「ゆとり教育」とは、従来の「詰め込み教育」の教育方針を見直し、自ら考える力を鍛える方針に切り替えて打ち出されたものです。

実はゆとり教育は、1980年度、1992年度、2002年度の3回行われています。

一般的には、最近行われた2002年度の第三次ゆとり教育のもとで育った世代が、「ゆとり世代」と呼ばれます。

この世代は「これだからゆとりは….」と言われることが多いですが、この時ゆとり世代としてどう対応するのが良いのでしょうか?

ゆとり教育で何が悪い?問題点は?

ゆとり教育で育ったゆとり世代としては、「ゆとり教育で何が悪い?!」と啖呵を切りたい気持ちでいっぱいでしょう。

でも、実際ゆとり教育によって、どのような問題点があるのでしょうか?

まずは、ゆとり教育とは何だったのか?何が問題なのか?を振り返ってみましょう。

学力が低下した

ゆとり教育の学校指導要領では、次のような変更がなされました。

小学校の算数で反比例を教えることがなくなり、食塩水の濃度がなくなり、不等号が消え、中学校の教科書にはルビが振られるため漢字が読めなくなり、円周率は3.14から3になります。

詰め込み教育による弊害をなくすため、学校の指導要領から多くの単元が削られたのです。

するとどうなるでしょうか?とても単純なことで、子供たちの学力が低下しました。

教えられないのですから、当然のことです。

食塩水の濃度という概念が理解できず、不等号を教えられていないので大小関係がわかりません。

「>」「<」という記号が顔文字にしか使われないと思っている子供もいたほどです。

円周率には簡単な3という数字を用いるため、円の面積を求めるということの本質を理解できていません。

このように、ゆとり世代は学力が低下してしまった世代です。

なお、2005年から、文部科学省は「脱・ゆとり教育」に舵を切り、円周率なども元に戻りました。

「ナンバーワンにならなくていい」理論による弊害

第三次ゆとり教育が始まったちょうど2002年に、某国民的アイドルグループによる「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」という歌詞の楽曲が大ヒットします。

「人と競い合う必要はない、人はそれぞれに美しい花を咲かせればいい」という、大変素晴らしい歌です。

しかし、確かに素晴らしい歌詞なのですが、度を超すと問題が起こります。

「ナンバーワンにならなくていい」理論が暴走し、小学校の運動会の徒競走で順位をつけないという事態が起こりました

ビリになった子供がかわいそうだから、という理由です。

実際、小学校や中学校で順位をつけることがなくなり、子供たちから競争心というものが失われていきました。

競争ばかりしても良いとは言えませんが、競争心を持って何かに励むことは向上していくことにつながります。競争が全くない世界が一概に良いとは言えないでしょう。

ゆとり世代 あるあるや特徴や苦悩とは?

このようなゆとり世代のあるあるや特徴、苦悩とはどういうものなのでしょうか?

ゆとり世代というレッテルを張られる

冒頭の「これだからゆとりは」という言葉に表れているように、「ゆとり世代」というレッテルを張られることが、ゆとり世代の人たちの最大のあるあるであり、苦悩ではないでしょうか?

少しミスをしたりやる気のない態度を見せたりしただけなのに、すぐに「ゆとり」とい言われてしまうのは納得がいかないという人も多いはずです。

叱られることに耐性がない

ゆとり世代は競争しなくて良い、あなたはもともと特別なものを持っているのだから、という風潮のもとで育っています。

そのため、「○○ちゃんと違ってあなたはこんなこともできないの!」と叱られることがありませんでした。

そのため、人から叱られることに耐性がありません。

上司から厳しく叱責されるとふくれっ面をして下を向く、反抗的な目をして何も言わなくなるという人もいます。

しかし、叱られることは悪いことではありません。

叱られることで自分のどこが悪かったのかを知り、次に生かすことができます。

自分の拙い部分を知ることができ、これから伸びていく可能性があるということです。

しかし、ゆとり世代は叱られることに対する耐性がないため、そのチャンスを活かすことができないのです。

競争が苦手

ゆとり世代は「ナンバーワンにならなくていい、もともと特別なオンリーワン」と言われて育ち、徒競走でも順位がつけられなかったので、競争することが苦手です。

しかし、人と競い合うことなど必要ないというのはただの建前で、社会に出ればそんなことはありません。

企業同士で顧客を取り合いますし、売上を上げた人ほど昇格し収入が上がっていきます。

社会に出れば、競争が全てという世界も珍しくないのです。

しかし、学校では建前しか教えられず、いきなり社会の荒波に放り出されて本音をぶつけられてしまうのですから、ゆとり世代もつらいのかもしれません。

 

上司の「これだからゆとりは」は責任転嫁!

ゆとり世代は、社会に出ると上司から「これだからゆとりは」という言葉を投げつけられます。

これは、乱暴に世代で一括りにして人を決め付ける、責任転嫁の言葉でしかありません。

そもそも、上司がこのような言葉を投げつけてくるのはなぜなのでしょうか?

いつの時代も世代間の隔たりは存在する

年配者たちが「これだから○○は」と若い世代を悪く言うのは、今に始まったことではありません

今上司になっている50代や60代の人たちが新入社員の頃は「新人類」と呼ばれ、「これだから新人類は」と言われていたのです。

つまり、ゆとり世代でなくても、若い世代は上の世代から何かしら文句を言われるということです。

それはなぜかと言えば、世代が変われば考え方や習慣が全く変わるため理解できないからです。

もちろん、若い世代は社会経験が乏しくわかっていないことも多いでしょう。

上の世代の言うことを聞いてこれから学ぶべき点は多々あります。

しかし、学ぶ姿勢を見せて結果を出しているならば、そこまで言われる筋合いはありません。

それはただ単に、年配者たちが若者世代を理解できないことを責任転嫁しているに過ぎないのです。

上司の方が老害である可能性も?!

世代間の隔たりがあるのは当たり前のことです。

ですから、違う世代の社会人たちがお互い仲良く協力し合って仕事するためには、お互いの理解が必要不可欠です。

しかし、自分が年上だからと、若者たちの方が自分に合わせるべきと考える上司もいます。

相手の気持ちや考え方を理解する気もなく、自分の都合ばかり押し付ける上司は老害以外の何物でもありません。

もし、あなたの会社が若者向けの商品やサービスも扱っている業種なら、年を取って頭が固くなり考え方を変えられないような上司に、その仕事が務まるはずがないでしょう。

 

「これだからゆとりは」と言われた時の対処法!

もし、老害の上司に「これだからゆとりは」などという暴言を吐かれた時には、どのような対処をすれば良いのでしょうか?

「こんな会社辞めてやる!」と啖呵を切って会社を辞められれば良いのでしょうが、そうもいきません。

ここでは、そんな老害は無視して自分を高めていくための対処法をご紹介します。

「ゆとり」という一括りで決めつけられる言われはない!堂々として!

若い世代にもいろいろな考え方やスキル、特徴を持つ人がいますから、「ゆとり」という一言で片づけることなどできません。

「ゆとり世代」などという言葉で人を決め付けるような輩のことなど、気にすることはないのです。

自分が悪い所はしっかり見つめ直し、改善していくための努力をして結果を出せば、何も問題はありません。

自分の中で筋を通し、堂々としていましょう。

上司が何を求めているのかの理解に努める

自分の筋を通していればいいとは言っても、上司は上司です。

これからしばらくの間は、その上司とうまくやっていかなければなりません。

そのためには、上司が何をしてほしいと思っているのかを理解するように努めましょう

あなたの仕事のレベルが低いことに憤っているなら、その期待に応えられるように努力すべきです。

しかし、よくよく注意深く見てみると、上司がパソコンの操作に不慣れでイラついているだけかもしれませんし、SNSなどを使って部下同士がコミュニケーションを取っていることを良く思っていないのかもしれません。

上司が何を求めているのかを冷静に判断し、必要に応じてパソコン操作が必要ない形で仕事を依頼してみる、SNSによるコミュニケーションの内容を説明してみるなどの対応をしてみましょう。

本来の仕事ではないかもしれませんが、上司とうまくやっていくために、上司の考え方の理解に努めることが重要です。

ただひたすら結果を求めて仕事をするのみ!

上手く上司を納得させることができれば、あとはひたすら結果を求めて仕事をするのみです。

仕事の結果を出すべく、独学で資格を取っても良いですし、営業活動に精を出すのも良いでしょう。

そうすれば、おのずと上司もあなたのことを認めざるを得ないはずです。

 

まとめ

ゆとり世代はその特異性から、なかなか上の世代から理解を得られないことも多い世代です。

しかし、ゆとり世代だからと言って、仕事で活躍できないなどということはありません。

自分たちの世代に何が足りないのか、相手は何を求めているのかを知ることで、ゆとり教育による弊害も克服可能です。

そして、「これだからゆとりは」などと言う上司のことはあまり気にせず、自分を高めていくことが最も重要なのです

もし、そのような上の世代から理解を得られず、職場環境に困っているのであれば、転職も考えてみてはいかがでしょうか。

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