20代で転職が決まらない理由は?やりたい事より採用されやすい求人を狙え

20代の仕事

企業に就職して数年たっても「この会社に就職できて本当に良かった!ずっとこのまま働き続けたい」と思っている人は、実は少数派だと思います。

厚生労働省によると2016年の世代別離職率(男性)

  • 20才~24才 27.%
  • 25才~29才 16.%

となっていて30才~59才ではどの世代も10%以下です。

このデータが示す通り20代の離職率は他の世代に比べてかなり高いんですね。

大学を卒業して企業に就職しても、仕事の内容や将来性に疑問を感じたり、やりがいや充実感について悩みを持って転職する人が多いのでしょう。

同じように退職や転職を意識するようになっても「転職したいけどどうしたらいいかわからない」「良い会社に入れるか心配」などの不安から、なかなか行動できない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事は20代の転職がうまく進まない理由、良い転職先を選ぶための自己分析のやり方、転職を成功させるポイントや会社選びの視点について考察していきます。

この記事を最後まで読むと、20代の転職は決して怖くないと思えるでしょう。

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20代で仕事が決まらない理由とは

20代で転職を考える人が多いのは先ほど書いた通りなのですが、実際にはなかなか転職したい仕事が決められない働きたい会社が見つからない、という人も多いようです。

ここでは、20代がなせ仕事が決まらないのか、理由を考えてみたいと思います。

会社、職種を迷ってしまって決められない

まず一つにはどういう会社が自分に合っているか、どういう仕事が自分に向いているかということを客観的に判断できないという事があります。

これは20代では会社で働いた期間も短いわけですから、企業や仕事に対する知識や経験が不足していて納得いく判断ができないという事もあるでしょう。

また現代はインターネットなど情報が手に入りやすい反面、選択肢が多くなりすぎる事で個々の会社の優位性や独自性をつかみづらくなって決断に踏み切れないという事もあります。

また条件を高く考えすぎている、という事もあります。給与や有給休暇から勤務時間、業務内容とあらゆる事の注文が高ければ、なかなか会社も決まりませんよね。

積極的に求人情報に目を通したり、知り合いの転職経験者に話を聞くのなど知識を増やして判断力を高めることを考えましょう。

会社はしぼれたのだけど内定がとれない

会社を決める事ができてエントリーシートを出したり、履歴書を持って面接まで行けたのだけど、内定をもらえない。

これもまたよくある事ですが、内定がもらえないのには理由があります。

あなたのスキルや仕事についての考え方と、求人している企業の求めるものにギャップがありませんか?

あなたにどんなに熱意があっても、会社側が求めるものに沿っていなければ採用はされませんよね。

またあなたの「伝える力」が不足してはいませんか?

エントリーシートや履歴書、そして面接はその力が試されます。

企業の採用担当者や面接官は「あなた」をみています。どんなに素晴らしい経歴や資格があったとしても、あなたがこれからこの会社でどういう成長していくのか、どんな成果を上げてくれるのかを採用基準にしているのです。

あなたの持つ熱意や能力、魅力などが文章や言葉を通して会社へ伝わらなければ、採用まで何社にもエントリーシートを送る事になるかもしれません。

自己分析、出来ていますか?

入りたい会社を決める、そしてその会社に採用されるためには、自分自身の価値観やスキルをあらためて見つめなおす事が必要です。

転職を成功させるためにしっかりと自己分析していきましょう。

仕事で得た経験をもとに自己分析する

どんな仕事に転職すべきなのかは難しい問題ですよね。

仕事を通じてどんな時に喜びを感じたり、充実感を得られたのか学生時代のアルバイトなども含め、今までの経験から分析していきましょう。

  • 業務中、一番強く印象に残っているのはどんな状況だったのか?
  • 自信になったり感動した事があったか?
  • 時間が立つのも忘れる位、熱中できた事は?
  • 価値観や意識が変わるような出来事はあったか?
  • つらかった仕事は?

改めて思い直してみると自分でも気づいていなかった、仕事に対する一面が見えてきますよね。

こうして過去の経験の中から持った感情を分析すると、どういう仕事を選べばいいか、具体的なイメージに近づけますよね。

できること=自分のスキルとは何か?

会社が求めているのはあなたのスキルです。またできる事とやりたい事が必ずしも一致しているわけでもありません。

ここでは冷静に自分には何ができるかを分析していきましょう。

  • どんな業種につき、どのような業務を担当したか
  • 業務上、最も得意な分野
  • コミュニケーション能力

今までの仕事の経験から自分のアピールできるスキルを詳しく考えていきましょう。

コミュニケーション能力はどのような職場でも必要とされるものです。

同僚や上司とのコミュニケーション、またクライアントとのコミュニケーションなど、力を発揮できそうな自信のあるところを分析しましょう。

また不得意な分野も分析しておきましょう。

克服できるものもあれば、できないものもあると思います。これも仕事を選ぶ上で重要なことです。

新卒で入社1〜2年という方は業務経験も少ないため、アピールできるスキルは少ないかもしれませんね。

そういう場合は自分の性格(前向き、忍耐強いなど)や趣味(PCに詳しいなど)から仕事上でスキルと言えることを考えておくのも必要です。

しっかりと自己分析することが、次の会社を決めるきっかけになると思います。

20代で転職を決めるためのポイントや対処法

最初に20代は転職に有利と書きましたが、それにも理由があります。

離職者が多い年代なので多くの会社に欠員が出やすく、求人も一番多い世代です。

チャンスが多いのは間違いないのですが、その分、競争相手が多いという事でもあります。

この章では転職を決めるためのポイントと、その対処法をご紹介します。

20代でも年齢、経験年数でアピールの仕方が変わる

企業が20代の転職者に期待するものは以下の点が大きな要素となります。

  • 社会人としての一般常識がすでに身についている
  • 社会人経験がそれほど長くないので固定観念にとらわれない
  • スキルアップや成長といった将来性

とは言っても、20代でも前半と後半で企業の求めるものはかなり違います。

さらに経験年数によっても変わってきます。

ですから自分が何を強みにして、会社にアピールするかがポイントになってきます。

自分が何を強みにして、会社にアピールするかが大切

20代前半、職務経験2年未満

はっきり言ってしまうと、会社も業務上のスキルはそれほど期待していません。社会人としての一般常識がそなわっている事がまず大切です。それに加えて潜在能力、つまり伸び代ですね。これをしっかりアピールする事が重要です。

20代前半、職務経験2年以上

社会人としてのベースの上に、ある程度のスキルも期待されます。会社に対してあなたのスキルがどう生かせるか、どういう成果を期待してもらえるのかがあなたの強みになります。自信を持ってそれらを会社に伝える事が、ポイントです。

20代後半、職務経験5年未満

この年代に会社が求めているのは即戦力です。さらに成長力も期待されるでしょう。今までの経験や実績とこれから目指していきたい将来像をアピールしてください。

20代後半、職務経験5年以上

即戦力はもちろんの事、それ以上のものが求められます。新人教育や業界内の人脈など、実務以外の評価が採用に大きく影響するといって良いでしょう。その部分でどれだけ期待に応えられるかがポイントです。

会社に必要とされる人材とは

あなたを採用しようとする会社の側の立場に立って考えてみましょう。

あなたがどれだけ会社のニーズに応えられるか、これが大きく問われるところですね。

どの会社でも「志望動機」などの当たり前の質問より、もっと詳しい会社や業界の事、業務内容についてなどの回答の方に興味があります。そこでどう答えるかが、より面接官の印象に残るはずです。

そこをアピールするために、その会社の情報を可能な限り把握しましょう。

また面接で自己アピールするときは「論理的思考」や「プレゼンテンテーション能力」が重要です。

ほとんどの面接官は経験が豊富で、何人、何十人もの面接をしてきています。

インターネットや本で覚えたことを話しても、面接官にはすぐに見抜かれます。

ですから自己アピールは、あなたの言葉で論理的にプレゼンテーションする事が大切です。

極端に言ってしまうと、このプレゼン能力が高ければ経歴や資格が問題にならないくらい、面接官の印象がよくなります。

面接までにできるだけプレゼン能力を高める努力をしましょう。

そして面接時には必ず退職と転職の理由が聞かれます。

面接官や会社からすると、採用してもまた辞めてしまうのではないかという警戒もあるでしょうし、理由を知る事であなたの仕事に対する考え方がわかるからです。

この理由については前もって十分に考えておく必要があります。

当たりさわりのない理由を答えてもいいのですが、上手にあなたのモチベーションを伝えるられれば、より好印象を面接官が持つこともあるでしょう。

転職を早く決めたい!『やりたいこと』より採用されやすい求人を狙え

転職活動では一向に次の会社の内定が決まらない場合があります。

そういった場合、自分の「やりたいこと」を積極的に選び、採用されやすい求人を見落としているかもしれません。

採用されやすい求人とはどんなものでしょうか。

給料や休暇など待遇面の条件を下げるということでは無く、自分自身の能力に関係していると言えます。

会社のニーズを考える事で見つかる自分に「向いている」仕事

採用されやすい仕事とは、自分のスキルと会社のニーズが合っているという意味でもありますね。

そういう転職先を選ぶためには、あなたが会社に求めるものを基準にするのではなく、会社があなたに求めるものを基準にする必要があります。

こうやって視点を変えて求人情報を見てみると、今まで気づきにくかった会社のニーズについて、深く考える事ができます。

そうやって選んだ会社は、あなたに向いている会社と言えますよね。

2つ目の章で触れましたが、自分の「やりたい事」や「好きな事」が必ずしも「あなたに向いている仕事」とは言えないものです。

自分の「やりたい事」が「あなたに向いている事」とは限らない

多くの人は仕事の内容以上に喜ばれた事や、認めらた事にやりがいを感じるものです。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉がある通り、多くの人が好きな事に頑張れるものですが、残念ながら「下手の横好き」のように仕事として成果が出せない場合もあります。

一方で向いている仕事というのは、すでに身についている知識や技能、そして、あなた本来の能力が、その仕事に適しているという事になります。

この場合は、自然と成果が出やすいことは明白ですよね。

自分に適している仕事に就き、クライアントに喜ばれたり、上司に認められるというのは高いモチベーションにつながります。

長く仕事を続けることを考えるととても重要なことです。

現在、転職先で悩んでいるのであれば、採用されやすい求人という観点で会社選びをしてみるといいかもしれません。

そうする事で思ったより早く転職先が見つかるかもしれませんよ。

おわりに

今回は20代の転職について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

20代は本当にたくさんの可能性をもっている年代です。

今仕事の内容に疑問をもったり将来に不安を感じているとしたら、日常的に求人情報や転職サイトに目を通してみることをおすすめします。

そうやって情報に触れている事があなたの悩みを解決する手助けになってくれますし、新しい発見があなたの背中を押してくれるはずです。

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